帰国・スペインより。

Rimg0160

スペイン取材から帰ってきました。

マドリッド、アンダルシア、ガリシア、カスティーヤ・イ・レオン
をめぐる2週間ちょっとの長い取材旅。

セビージャ郊外のフラメンコ教室、みんなとってもカワイイ!

このあとに、輪になって踊ったのでした(なぜか私も)。

アンダルシアに誘われて、セビージャ(セビリア)に行ってみたら
私の想像してみたとおりのスペインの姿があった。

マドリッドでも、バルセロナでも、
外国の人たちはスペインをフランメンコと闘牛って
思っているみたいだけど、それはアンダルシアのイメージよ、
と以前言われたことがある。
これって日本を訪れるガイジンさんが
京都に期待するベタベタの日本と同じ感覚?

Rimg0005
こちら、14世紀のラテン文字の手書きの聖書。なんと、牛革に書かれている。

Rimg0008

グーテンベルグが最初に印刷した記念すべき聖書は、1454年の作。

なぜ、こんなものが見られたかというと
ある日本人学者を取材していて、
セビージャ大学の図書館蔵書室に
特別に入室できるという僥倖に授かったわけで・・・。
印刷物に携わるものとしては、
なんというか、神(紙?)との邂逅ともいうべき
出来事だったわけで・・・。
しかも、セビージャ大学は幼き頃から
大好きだった歌劇「カルメン」の舞台のタバコ工場だったわけで・・・。

とまあ、こんな幸運にさずかっていたセビージャは、
時間の感覚が日本とあまりにも違いすぎて
時差ボケもあったのかもしれないけれど
朝から深夜まで動き回るハードな取材&撮影でした。

しかも、シエスタなし。フー

Rimg0081

Rimg0087

地元民謡、セビージャナスの店は深夜000開店!
平日だって地元の人が、ほらこんなに。

タパスで飲んで、キャバレーで騒いで、フラメンコバーに行って、
広場でたむろして、ディスコティカで踊り明かして・・・
セビージャの夜は連日終わらない。

いつも外に出て遊び、友達や家族と語らい、
人生を謳歌しているセビージャっ子たち。
ここでは、引きこもりはいないらしい。
さまざまな人に聞いてみたけど、
みんなおせっかいでそんなのは
放っておかないだろうという答え。
否が応でも誘い誘われる関係性が
ちゃんと出来ているんですねえ。
あと、他人を認めるけど強要しないという風潮が
この土地にはあるみたい。
なんだろう、無関心ではないけど、
おせっかいではない、そんな感じ。

そういう人間関係は幼き頃からの
社交に因するのではないかと
勝手に想像してみたりする。

そして、帰ってきて感動覚めやらぬうちに
月末からまたスペインに戻る予定。
今度もまた、アンダルシーア。

もうちょっとブログには書きたいなと思うのだけど
原稿に追われ、ちょっとしかアップできないのが残念。

地域ツーリズムのお手本になるような話も
聞いてきて、そのあたりも少し書きたいなあと思いつつ。

気づけば前回の更新から1ヶ月も経ってしまっていた・・・。

とりあえず、アディオス!