ゴールデンウィークは江ノ島も海も人がワンサカ。
こんなときは土いじりに精を出すに限る。
最近は近所の友人と一緒に植物の話ばかり。
これまでなかなか手をつけられなかったベランダハーブ園は
「環境カオリスタ」の仕事を機に実践することにし、
この頃はリアルなカオリスタライフを送っている次第。
先日、自宅でホームパーティーを開催した際も
ベランダのハーブたちは大活躍でした☆
この春に新しく植えたものは青しそ、レモンバーム、バジル、ペパーミント、山椒。
それに最近ローズマリーやアイスプラント、レタスなどが加わって
我が家のベランダハーブ園は小さいながらも賑わいをみせています。
海外取材ばかりに出かけていた時期は
「絶対に植物は育てられない!」と思っていたのだけど、
海の近くに引越してきてからは
これまで取材した人たちの生活のエッセンスを
体感をともなって実践しているようで嬉しい毎日☆
植物を育てるためには植物の特性を知らなければ
わからないことが山盛りあるけれど
(例えば、植物の根の張り方や育ち方で植える鉢の大きさ深さを変えるとか
日陰、日向、土の質、肥料の与え方、摘み取り方で成長が変わる等々)
ベランダを実験道場と化して
日々、試行錯誤しておりまする。
こんなに植物に興味が強くなったのは
近頃、お仕事で足を運んでいる長崎・佐世保にある
医療法人わかば会さんの影響もあります。
入院患者さんや関連のデイケアセンターのみなさん方に
植物を通して心を癒し、元気になってもらおうという浜野院長が
ランドスケープアーティストの石原和幸さんと一緒に作ったポタジェは、
畑づくりに熟知した病院スタッフの知恵や努力の甲斐あり、今年で3年目を迎えています。
ご老人のみなさんが自身の手で植えた野菜を収穫するときの
目の輝きや思わず車椅子から立ち上がってしまう姿勢は忘れられない、と
浜野院長はおっしゃっていました。
わかば会は今後、里山療法に力を入れていくそうで
医学的な見地から植物介在療法を実証されていこうとする
浜野院長のお話には、いつも刺激されることが多く
そんなところからベランダハーブ園づくりも楽しくなったのでありました。
この春は不意のアクシデント続きで元気がなかったのだけど
フラワーエッセンスやアロマセラピーのお陰で随分早く回復しました。
植物に触り始めてからというもの、加速度を増して元気になっているような。
いやー植物療法ってあなどれない。
今まで取材したり調べたりしていろいろ書いてはいたけど
自分がこんなに植物のチカラを実感したのは初めて。
これまで旅をに出ることで元気になっていたのだけど
人生のなかで旅に出る時期、出たい時期、出るべき時期、
その反対の出ない時期、出たくない時期、出るべきでない時期もあるのだな、とつくづく思う。
私の経済活動の殆どは
これまで行った旅に支えられているけれど、
環境や地域、風土のことについて
わくわくした旅を通して見えたものを
ささやかながらも次の仕事や実生活に役立てられているのは本当に喜ばしいこと。
旅や取材で出会ったいろんな人の知恵や生き方、地域の在り方を
取材ノートの中だけに収めておくのはモッタイナイから
いろんな形で発信していこうと思っています。
わかばの季節に―新芽のように出てきた、素直な思いを大切に育てよう。