布ナプキンプロジェクトの中間報告

こちらはB反(傷汚れあり)の綿ジョーゼットとこれまたB反ネルのコンビと花の種のセット
夏になり、縫製&送付作業が一区切りついたので
4月より行っていた布ナプキンプロジェクトの中間報告をさせていただきます。

・つなげるつながる委員会を通じて岩手県北上市へ10枚+花の種セット
・ふんばろう東日本支援プロジェクトを通じて岩手県二戸市に50枚
・東日本大震災 女性の視点での支援サイトを通して宮城県仙台市へ100枚+花の種セット

上記を送らせていただきました。

ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
布のご提供 / オリショーjrさま 和田基子さま 清水呉服店さま 清水志信さま
縫製ご協力 / 久保ハツイさま 久保美奈子さま 若林信乃さま 
          埼玉県ふじみ野市有志のみなさま 池田有希子さま 和田恵子さま 
花の種ご提供/第一園芸さま
鵠市場参加へのご協力/和nicoさま

また、6月19日に鵠沼運動公園行われました鵠市場の
「和nico」ブースにて同布ナプキンを400円で販売し、合計5枚売上げました。
売上金2000円は被災地へ荷物を送る宅急便代として有効に使わせていただきました。
宅急便   サンプル10枚+花の種 岩手行き 640円 
       布ナプキン120枚+花の種 岩手行き 950円
ゆうパック 布ナプキン 50枚 仙台行き 800円 
ご購入いただきましたみなさん、ありがとうございます。

白い綿だったので紅茶やウーロン茶などで染め、塩や酢で色をとめます

「自分に今できることで何かやれたら」というあたたかいお気持ちで
ご協力いただいた方々には、迅速かつ丁寧な作業に感謝するとともに
今後、布が手元にある限りは世話人としてこの活動を続けていきたいと思っております。
「縫製、やりたいです」と声をかけてくださったにも関わらず、
今回の送付枚数などの関係でお願いできなかったみなさんには
次回被災地よりオーダーが入り次第、縫製作業をお願いさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
なんといっても必要とされない限りは送付できないものなので
はやる気持ちを抑えつつ、ご了承くださいませ。

また、この活動を通じて知り合った横浜「木の香治療院」光田大輔先生、
神戸のひらやませいこさんには布ナプキンの効能についてご教示いただきました。

男性にもかかわらず、1カ月に一度女性がどのように過ごしているか
実際に紙ナプキン生活を実践された光田先生の研究姿勢には頭が下がります。
また、関西と関東、そして最近では海を渡ってまで
熱心に布教活動される(布を教える!)ひらやまさんは
女性の生き方に行き詰まりを感じたときに
ふとしたきっかけで布ナプキンに出合ったそうです。
さまざまな悩みの源だったという女性性に向き合った結果、
月経血コントロールに行きついたという彼女自身の実体験の話をうかがいました。
今では悩みを解決(手放)し、晴々とした顔で活動するせいこさん。
その姿に同世代の女性として感銘を受けた次第であります。

このおふたりのお話をテーブルを同じくしてダブルで伺ったことで
「せっかく作っているんだから、私も試してみようかな」とすべて布ナプキンに移行した私。
これにより、30年近い使い捨てサイクルからひとつ脱出できたこと。
あまりの解放感に、言葉では言い表せないほど!
お二人の提唱される月経血コントロールのための布ナプキンとまではいかなくとも
重かった生理が軽くなったことも実感しております。

被災地支援といいながらも自分もよくなってどうする!?といったところではありますが、
この布ナプキンは生理の時だけでなく下着代わりとしても使えるので
節水制限があり、洗濯ができないときも折り返して使用することでデリケートゾーンを
心地よいままに過ごすことができます。
トラベルライターとして、洗濯ができない地域に行くときは下着代わりに持参していた、
だから被災地の方にも便利じゃないかしら~というのが事の発端でもあるので、
自分の生理が軽くなるなんていうのは、まさに神様のプレゼントのようなものでした。

そう考えると昔の女性は着物の下は下着をつけておらず
月経血をコントロール出来ていたというのだから凄い話です。
経済発展とひきかえに人間の持つ能力が退化していったのなら
私たちはこの機会に、もともと備わっていた潜在能力を引き出し
余計なもの(そういうもんだと教え込まれた価値観?)を
少しずつ手放してもいい時代が到来したのかもしれません。

また、最終的にノーナプキンにとなると
生理用ナプキンがいらなくなるので消費者としては経済的にも嬉しいところです。
そう書くと「経済活動はどうするんだ!」とお叱りになる方もいるかもしれませんが
経済発展、女性の社会進出と引き換えに体調不良につながって
体に鞭をうって働き、不妊症になったり子宮筋腫となったりするような女性が増えるのであるのなら
私は経済発展よりも人間らしい体の機能を取り戻すことのほうを重要視した生き方を選びたい。
ほかのやわらかい方法で経済を回す方法を模索する、という時代が来たらいいなと思った今回の活動でした。
関係者のみなさま、これを読んで下さった方、引き続き、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

参考までに、光田大輔先生の婦人科疾患対策セミナーはこちら
http://konoka-clinic.jp/contents/info/topics_class_counsering.html

光田先生にはボランティアくださった方向けにセミナーを開催しますよ、と言っていただいているのですが、
今、発起人である私のほうが仕切りきれないので、落ち着いたら、ぜひ集まりましょう♪

また、このブログを見られた被災された方、ボランティアの方、
もし必要とされるところがありましたら、直接chizuruasahinaのツィッター、ダイレクトメールまでご連絡ください。
まだ布がありますので、必要とされれば送る予定です。