実験しながらキャンプ旅。

この春以降はキャンプやグランピングが来る! とあちこちで軽々しく吹聴したものだから、自分なりの検証も兼ねて毎月キャンプに出かけています。
これまでキャンプに夢中になったことはありませんでしたが、小学生の頃に入団していた「みどりの少年団」や20代の頃に夢中になったスキーやヨットなどのスポーツ、それに伴う合宿の料理担当、そしてこの仕事になってからのエコツーリズム、歩き遍路取材などでキャンプに応用できる知恵や経験がいつの間にか培われてきたようで、テント設営もすいすい。少ない道具や素材でのアウトドア料理もすいすい。

無駄な経験などないのだなと実感しつつ、アウトドアで過ごす時間を堪能していたら、あっという間にキャンプが好きになってしまったのでありました。

渓流釣りができることで人気の神之川キャンプ場。

これまで、キャンプは思い立ってから実際に行動をおこすまで、心理的ハードルがとても高い旅のかたちと思っていました。
だから、できればすべてが揃っているところにお呼ばれして行くのがいいな〜と。

でも、それはキャンプの醍醐味のひとつである”設営” をしないことになるのでもったいないということにキャンプをし始めてから気づきました。
ゼロから自分たちにとって心地よい=ラグジュアリーな空間を作り出せるのは、部屋のレイアウトを考えるくらい創造的な作業。天気や風の向きなどを予想しながら、テントを張る場所や屋外キッチンをレイアウトするのは面白いですね。

家で使っているキッチン道具や調味料、冷蔵庫にあった野菜などそのまま移動するだけ。自然が一番のごちそう。

このときは隣が大きなグループだったので、夜中までうるさかった。サイトを決められている場合は運任せなのが難。

道志川で涼をとる人たち。川とキャンプという組み合わせは最高ですね。ただし、天気予報を細かくチェックするなど滞在中は天候を読むことは忘れずに。

林間サイトならば木にハンモックを吊るし、タープを立ててテーブルを広げ、椅子を設置。そばにホワイトガソリンのツーバーナーをレイアウトし、調理器具を置く。手ぬぐいやタオルを干すのにロープを張るのをどこにするのか考えるのも知恵勝負。

ここで、活躍するのがヨットで覚えたロープワークです。
ロープを木に巻きつけるクローブヒッチやどこかにひっかけやすいように輪っかをつくるもやい結び、2本のロープをつなぐダブルフィッシャーマンズノットなど使える技術を身につけておくとふとしたときに使えて便利です。私はエイトノット以外はふだんの生活で使う機会がないので、いつも記憶の糸をたどりながらロープと格闘しています。幸い、夫がロープワークが完璧なので一緒に行くと助かります。でも、できれば体得していたいですよね。ふとしたときに生きる、人間の知恵だから。

現地調達の薪がしけっていてうまく火がつかないときも。こんなときはホワイトガソリンのコンロがひとつあると助かる。ちなみに家の台所ではスキレットがフライパンの用途を兼用しています。

道志川のクレソン。道の駅ではひと束100円でクレソンが買える。秋口にはクレソン鍋をやってみたいな。8月のキャンプはクレソンすき焼きでした。

道の駅で季節の野菜が買えると事前情報を得ていたのだけど、サラダにするような葉物がクレソン以外手に入らず、朝食のサラダは断念。沖之永良部島の熟れ熟れ熟女なマンゴーと。

うちはたまたまふたりとも独身時代からこういうことが好きで、自分で何かやってみようという気質のもの同士だったからアウトドア用に持っているものも多く、テント以外は買うものが少なかったのですが、ゼロから始めるとなるとお財布のハードルはかなり高いことが予想できますね。

最近、ひとりでキャンプに出かける”ソロキャンプ”の人が増えているそうですが、それをできるようになったら、しめたもの。テントと寝袋、椅子、わずかな食器と食材だけを持ってキャンプをできるようになると、リラックス効果よりも得るものは大きいかもしれない。

自然のなかで人間に備わっているサバイバル力を目覚めさせていくことは、結果的に自分の身を助けることになるような気がします。
最初は、わからないことが多くてキャンプを楽しむというところまでいけないかもしれませんが、失敗もまたよし。

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3日分のゴミ、左からプラ、生、びん、缶&ペット。圧倒的にプラゴミ多し。これから、ゴミ減らしにもチャレンジしていきたい。

料理を作るのが好きでお酒を飲むのが好きな自分は、当面は、家の暮らしをそのままアウトドアに持っていくスタイルで続けていきたいと思っています。

そして、ふだんの暮らしをそのまますっきりとキャンプ化できるように持っていけたら最高ですね。ゴミを少なくするとか、いろんなものを代用できるように知恵を働かせるとか。