うりずんの終わりに、若夏を待つ

本日、旧暦3月25日。沖縄では旧暦2~3月をうりずんという。赤や黄色、白など色とりどりの花が咲く美しい季節。

写真は、ヤギのおやつになった月桃の花。小さな白のつぼみ、先端がほんのりピンクになって白桃のよう。

葉には殺菌作用あり。汲んだ水につけておいたり、乾燥させてお茶にしたり。葉で包んだ餅はおやつに。

月桃がつぼみをつけたら、もうすぐ若夏。旧暦4~5月の時期は稲穂がすくすくと育つ時期。沖縄に梅雨がやってくる。

来る5月15日、沖縄は本土復帰50年を迎える。うちなんちゅたちの50年前の若夏の記憶はいかようなものだったのか。今まで何度も足を運んできたのに、避けるように耳を傾けてこなかった。貴重な機会はたくさんあったのに。目的だけを拾うのが取材じゃない。

NHK沖縄で制作した、復帰まわりのドキュメンタリーはぜひ全国放映してほしい。