Winter Greetings

2023年に入り、はや19日。明日は大寒。
1年で一番、寒さが厳しい時期の到来だ。

冬は空気が澄んでいる。
深呼吸しに、近くの公園を歩く。
木々のはざまから差し込む光がきれい。

今年はどんな1年にしたいのか、考えながら歩く。
胸がスッーとすくような、そんな話を書きたい。そう思った。
胸がすくを「空く」と書く。
全ては無でなく空であるってなんだっけ。
あ、色即是空か。
胸が「透く」の方が今の気持ちに合う。
澄んだ空気をいっぱいに吸い込むと、清々しさと同時に自分の中に隙間があることを感じる。
涼しくてあたたかな気を、心と体にめぐらせよう。

さて、今年も、引き続き地元に根づきながら
いろんなところに足を運ぶことになりそう。
風の時代と言われている昨今、
どういうわけか、地に足をつけたかった。
地に足をつけた感覚を体に染みつけてから再び飛べたら、もう少し深くものに触れることができるのではないだろうか、という希望を胸に抱いている。
人間という土を深く掘っていく中で、思いがけない鉱脈に当たるかもしれない。希望と期待を胸に抱いて、宝探しを続けていこう。

<おまけ >
2023年の自家製おせち。


毎年やらないと、もう作れなくなってしまうかもしれない、それがおせちづくり。
私のおせちは、富山の郷土料理のゆべすとかぶらずし、昆布じめが入る。
忘れたくない故郷の味。
暮らしのなかの小さな手作業の積み重ねが、想像力につながっていく。とても、大事なこと。