椿の花咲く頃

冬の寒さや日の短さでも、生き生きとした常緑の葉をつける椿は、見ていて元気になる。
椿油がいろんなオイルの中でも強く、コシがあるように感じるのは、きっと椿が冬の間に花開くような強さを持っているからなのだろうと何の根拠もなくイメージを持ってみたりする。
そういえば、今ごろ、大島の椿は満開のはず。
エネルギッシュな火山の島と生命力たくましい椿は何かとても似合う。

ボトっと花がまるごと地面に落ちるのも好き。
昔の人は首が落ちるといって縁起が悪いといったそうだけど、地面でも朽ちるまで咲いている姿が美しいと私は思う。
カメリアのコサージュがついたシャネルのバッグを大切に持っているが、
27年前に買ったものなのに、バッグの上で咲く真白な椿は全く古ぼけず現役だ。

すごいな、シャネル。
椿の一番の美しい姿を永遠に、人に寄り添うファッションとして残したんだもの。