2024年ー2025年 年末年始の定例行事。
いつも同じにならないから面白い、暮らしまわりの備忘録。
年末年始はおせち狂奏曲。
毎年の如く同じ作業を繰り返しても
煮物とふるさとの味は、全く免許皆伝にならない。
12月の初めから仕込む北陸の発酵食品かぶらずしは
今年は樽漬け3回目にしてやっと美味しく仕上がった。
かぶらずしは冬の贈り物。時間と気温がおいしさの決め手になる。
かぶの塩漬け、ヨーグルトメーカーでの甘麹作り、しめ鯖作りと樽に漬け込むまでの作業を経て
かぶにしめ鯖を挟み、ニンジン、ゆず、甘麹の順に樽に入れて重しをのせる。
10日前後で完成。乳酸菌発酵の甘酸っぱさが出たところが食べごろ。
今年は即席漬物器でも作ってみたところ、冷蔵庫に入れっぱなしにしたため、2回目は発酵しなかった。
失敗はありながらも発見もあり。
ご飯なしで甘麹を作っても美味しくできることがわかった。
今度から米麹とぬるま湯だけで甘麹を作ろう。
やったことない人から見ればなんのこっちゃわからない文章でゴメンナサイ。
今年は巳年。
こちらの写真は、岩国白蛇神社のおみくじ。舌がニョロニョロ動いてかわいい。
木
それは
たったひとつの種の
ゆっくりとした
爆発
ー「ムナーリのことば」ブルーノ・ムナーリ著より
お正月、何気に読んだ本の中で
このことばに出会った。
室内は読書灯だけだったのに、
両手を太陽に大きく翳して天を仰いでいるような気持ちになった。