マドリッド、アンダルシア、ガリシア、カスティーヤ・イ・レオン
をめぐる2週間ちょっとの長い取材旅。
セビージャ郊外のフラメンコ教室、みんなとってもカワイイ!
このあとに、輪になって踊ったのでした(なぜか私も)。
アンダルシアに誘われて、セビージャ(セビリア)に行ってみたら
私の想像してみたとおりのスペインの姿があった。
マドリッドでも、バルセロナでも、
外国の人たちはスペインをフランメンコと闘牛って
思っているみたいだけど、それはアンダルシアのイメージよ、
と以前言われたことがある。
これって日本を訪れるガイジンさんが
京都に期待するベタベタの日本と同じ感覚?
こちら、14世紀のラテン文字の手書きの聖書。なんと、牛革に書かれている。
グーテンベルグが最初に印刷した記念すべき聖書は、1454年の作。
なぜ、こんなものが見られたかというと
ある日本人学者を取材していて、
セビージャ大学の図書館蔵書室に
特別に入室できるという僥倖に授かったわけで・・・。
印刷物に携わるものとしては、
なんというか、神(紙?)との邂逅ともいうべき
出来事だったわけで・・・。
しかも、セビージャ大学は幼き頃から
大好きだった歌劇「カルメン」の舞台のタバコ工場だったわけで・・・。
とまあ、こんな幸運にさずかっていたセビージャは、
時間の感覚が日本とあまりにも違いすぎて
時差ボケもあったのかもしれないけれど
朝から深夜まで動き回るハードな取材&撮影でした。
しかも、シエスタなし。フー
地元民謡、セビージャナスの店は深夜000開店!
平日だって地元の人が、ほらこんなに。
タパスで飲んで、キャバレーで騒いで、フラメンコバーに行って、
広場でたむろして、ディスコティカで踊り明かして・・・
セビージャの夜は連日終わらない。
いつも外に出て遊び、友達や家族と語らい、
人生を謳歌しているセビージャっ子たち。
ここでは、引きこもりはいないらしい。
さまざまな人に聞いてみたけど、
みんなおせっかいでそんなのは
放っておかないだろうという答え。
否が応でも誘い誘われる関係性が
ちゃんと出来ているんですねえ。
あと、他人を認めるけど強要しないという風潮が
この土地にはあるみたい。
なんだろう、無関心ではないけど、
おせっかいではない、そんな感じ。
そういう人間関係は幼き頃からの
社交に因するのではないかと
勝手に想像してみたりする。
そして、帰ってきて感動覚めやらぬうちに
月末からまたスペインに戻る予定。
今度もまた、アンダルシーア。
もうちょっとブログには書きたいなと思うのだけど
原稿に追われ、ちょっとしかアップできないのが残念。
地域ツーリズムのお手本になるような話も
聞いてきて、そのあたりも少し書きたいなあと思いつつ。
気づけば前回の更新から1ヶ月も経ってしまっていた・・・。
とりあえず、アディオス!