9月は、JATA旅行博で久しぶりにいろんな方とお話する機会があり、
そして…未来につながっていくような新しい出会いもあり、
とても実りのある一か月だったように思います。
昨夜は、10月から新しく始まる検定制度「環境カオリスタ」のキックオフパーティーに行ってきました。
環境カオリスタとは…
植物やその香りに親しみ、自然と環境を大切にする人のこと。
(社団法人 日本アロマ環境協会 ホームページより)
私は、昨年の若葉萌える頃より、
この制度のテキストブック制作に編集として携わらせていただきました。
昨夜のパーティーは、そんなテキストブック制作にかかわったスタッフ、
そして環境省 水・大気環境局 大気生活環境室、検定主催の日本アロマ環境協会、プレスのみなさまが集まりました。
これからこの制度がみなさんに浸透していきますように、という
祈念の発起会というか、和やかな意見交流会だったように思います。
このテキストには、地球環境にやさしいライフスタイルを送るための基礎的なことが書かれています。
植物の香りをテーマにしているからには、植物の香りのある環境「アロマ環境」についての説明から
植物の香りの仕組み、植物と人間のつながり、はてまた地球環境と人間のかかわりまでコンパクトにまとめられており、
アロマ環境をサステナブルにしていくには、どうしたらよいか、という提案にも触れられています。
日々、植物の恩恵を受けている私たち。
植物と地球環境とのかかわりを理解したうえで
サステナブルに緑豊かに暮らせるようなライフスタイルへと
チェンジしていこうという指南書といえばそうかもしれません。
検定試験というとなんだか堅苦しい感じがするかもしれませんが
本書についている試験用紙を在宅で行うことで
現在の「環境」のことを「植物という窓口」からのぞいてみる
と思えば、そんなに難しいことではないと思います。
自然に寄り添うホリスティックな暮らし方をめざしたい、
自分なりにもエコには取り組んでいる、
でも、今、自分だけの暮らしを見るんじゃなくて
もっと広い視野で何かに取り組みたい、では何をすればよいんだろう?
と思っている人たちにお勧めの検定資格だと思います。
多くの「環境カオリスタ」たちが生まれ、
情報交換をしたり、楽しいイベントができたりしたら
きっと楽しいだろうなあと思います。
かくいう私は、このテキストブックの編集に携わらせていただいたおかげで
旅するときにアロマ環境を積極的に探しに行くようになりました。
自然の中にある香りはさまざま。
ネイチャーゲームには、耳を澄まして音いくつ?というゲームがありますが、
まさに自然のなかにある香りも同様で、
個人の感性によっていくつもの種類を感じることができるでしょう。
香りは、風に乗って毎日毎時間毎分毎秒のように変化して、私たちのもとに届けられます。
その、香りの数だけ、そこに住む人たちの自然とかかわっていく物語がある。
それに触れたとき、なんだか元気になるような、もしくは近い未来を考えさせられるような…そんなエピソードの数々。
それらを旅の物語として紡いでいくのが、まずは私の「環境カオリスタ」としての活動になるのかな、と思っています。
- 北インド 落ちた花びらを集める人。