サハラより。

砂漠のオアシス、カフェテリア。
砂漠のオアシス、カフェテリア。
エジプトの西方砂漠の旅から。
カラカラに乾いた砂漠を4WDで走り続けること8時間/1日×3日。
嬉しかったのは途中で立ち寄るカフェテリアで飲む一杯のシャーイ(紅茶)。
インドでは砂糖とミルクをたっぷりいれたチャイ。
モロッコではミントの生葉たっぷりのミントティー。
こちらでは、細かくきざんだミントの入ったベドウィンシャーイが喉の渇きを癒す。
砂漠地方は、どの場所であれ、本当に喉が渇く。
白砂漠でキャンプ。
白砂漠でキャンプ。
それはそうと、アラビア語では、砂漠のことをサハラというのだそうな。
すなわち、サハラ砂漠はサハラサハラまたは砂漠砂漠(とは言わないと思うけど)。
今回の取材メンバー、角川メディアハウスの編集者、佐藤英樹さんとフォトグラファーの木村篤史さん。
今回の取材メンバー、角川メディアハウスの編集者、佐藤英樹さんとフォトグラファーの木村篤史さんと。
3日間、もちろんシャワーなし、なんと着替えもせず、広大な大自然がトイレ(笑)。
トイレットペーパーは袋に入れて、中身のみをまとめて燃やした。
って、こんなことしているの私だけ?
一杯の水、そして一杯のシャーイの有り難みをしみじみ感じ入った今回の旅。
お砂糖たっぷりのシャーイで喉を潤し、ミントで爽やかな気持ちになる。
砂漠自体はまるで地球という惑星が創り出したアートのようだったけれども
砂漠化が叫ばれる中、地球中がこんなことになってきたらまずいと
危機感も感じる場所でもあった。
山も川も海も里山もある場所に育っている私にとって
砂漠は美しさとともに恐怖も感じさせるところでもあったのだ。
そのエキゾチックさに魅かれて
サハラに消えた倦怠期の夫婦の映画もありましたなあ…。
カイロのスーク(市場)、ハーンハリーリは迷路のよう。
カイロのスーク(市場)、ハーンハリーリは迷路のよう。

喧噪のカイロに戻る。街の雰囲気がデリーにそっくりでびっくり。
おまけにいる人たちの雰囲気も似ている。
スークを歩けば、声をかけてくる人が多数。
ところが、ノーといえばあっさり引いていくのが印象的だった。

次のエジプト旅行は、近いうちに。
絶対に訪れたい場所があるのです。

その場所は…とあるサハラ。

この場所にしかない悠久の歴史と人々の生活を探しに。