9月になりました。
湘南の夜風はそろそろ秋の気配。
みなさまはお元気でお過ごしでしょうか。
そういう私はといえば自転車にサーフィンに、プールにと真っ黒に日焼けして
久しぶりに再会した友人たちに「どうしてそんなに黒く??」と言われてしまうほど。
というのは、一昨年くらいまで真っ白白のいかにも雪国出身の人、という顔色だったので(苦笑)。
お肌の曲がり角をとっくに迎えた年齢を考えると無謀ともいえる日焼け…
しかしながら猛暑にやられて元気がなくとも元気そうに見えるので
そういう意味では日焼けも悪くないかなと思ったりするこの頃であります。
健康・元気が一番!
今年の夏は少しずつあちこちに出かけて、海外はデンマークのみ。
今日から青森に行くも、原稿の締切などもあり、トンボ帰り。
青森ってなかなか行く機会がないから
手織りの布とか刺繍とかの現場を見に行きたかったなあ。
まあ、次回またチャンスがあるだろう♪
昨日、春から編集していた書籍を校了し、ひとつ、気持ちに区切りがついたというかなんというか。
久しぶりに書籍に関わったのだけど、この書籍を裁断してスキャンする時代に
紙の本を汗水たらしてあちこちに動いて、顔をあわせ、何度もやりあい、
丁寧にお金や時間をかけて1P1Pを撮影し、言葉を紡ぎ、
内容の構成や紙の質、写真の色にこだわって作るのは時代と逆行した動きで、
あまのじゃくな私はそういうちょっと人から見たら無駄っぽい動きが好きだったりする。
何でも用意されたものをちゃちゃっとまとめて即座に出すのは「思い」が伝わらない。
プロなので、そういうときももちろんあるけど、なるだけそういう仕事にならないよう心がける。
料理だってそうじゃない?
レトルトなものはレトルトで、安定した味で素早く食べられるけど、そこには「思い」がない。
だから、味気ない。
料理が苦手でも、一生懸命作った&作ってくれたものは味がどうであれ、
そこに物語があるので食卓を囲む時間は、楽しい。
時間を楽しむ余裕がないと前者が合理的でいいじゃんって話になるんだろうけど
そういう生活が続くと、心はどう育っていくのかな。
人によって1日2回、もしくは3回食事をとる。
それが全部簡易なもの、お腹を満たすだけのものだったら…?
それを読み物に置き換えると、情報を仕入れて流すことだけになってないだろうか。
Twitter はときどき面白いのだけど、自分はあまり活用できていない。
そこに、「忙しさ」や「スピード」、「良く考えないで出してしまったうっかりな自己主張」を感じられるから。
うっかりはかわいいものなんだけどうっかりがずっと続いていると
ゲンナリが始まってしまう(あんまり人のこと言えませんが 苦笑)。
特に、ふだん表にでないクリエイターの日々のツイートで言葉遣いにがっくりくることもある。
ありゃ、インタビューだけにしとけばよかったのに、と。
なんというか、編集されていないものの恐ろしさを感じる。
そのダイレクトさがいいのかな。今の時代は。
おそらく以前の私なら自分の性格にとてもマッチしたメディアだと思えたのだけど
今はちょっとそのスピードが早く、そんなに他人のことを知らなくてもいいのかなと思ったり思わなかったり。
情報を交換したり、ひっかかりで共鳴しあえる仲間ができるのはいいことだよね。確かに。
うまく活用できるようになったら、もっと違うように捉えられるのかしら。
ポストイット的なひっかかりの功罪を感じるこの頃。
自戒の念もこめて、一息考えてみる。
とまあ、旅のコラムを先程まで書いていたので今回はつぶやきなど。
あ、長いつぶやきができないからTwitterが苦手なのかしら。
文章なんてスパッと短く言いたいことをいえるのが一番いいんだけどね。
そうはいいながらも、やっぱりどうしても無駄な感じのするうだうだっとした「間」が好きなの、私。
ここまで書いちゃったからTwitterとももうちょっとちゃんと付き合ってみよう。
諦めないしつこさのなかにいつも「発見」があるから。