8月前の長いつぶやき。

そろそろ8月。

クック諸島ラロトンガ島の日曜教会にて。

7月は南太平洋のクック諸島とニュージーランドに足を運んだ。
震災後、旅行記事どころではない事態を受け止め、
しばらく旅行関係の記事を書くのを休んでいた。
そんなときはうまい具合に旅の仕事は入らない&企画など出せないもので、
縁があるものはちゃんと進み、やりとりのなかでおや?おかしいぞ、と思ったものはやはり進まない。
仕事を発生させなくてお互いよかったのだと思ったりすることもあった。
こんなことを書いたら「アナタ、プロですか?」と怒られそうな気もするが
大きな出来事があり、自分も人様も弱っている時期だからこそ
トラブルはお互いのために事前に避けないといけないのだ。
そうでなかったらきっと熱血で頑張ってやっているものもあっただろう。
自分と対話し、相手の調子とも対話していくなかで
自分のしたい行動をきっかり受け止めることにしたら
どんどん仕事の幅は狭く、心の自由度は高くなっていった。

今年で完全にフリーランスになって10年目。
その節目に精神的に大きな打撃を受けたのは
本当に鍛錬されてきているのか
目に見えないものに試されているのかもしれないなあと思ったり。

最近は10年選手の長いつきあいの人たちと
新しい人との混合チームで関わっていくことが多いので
人と人がつながって生まれていく何かにとても喜びを感じている。
誰も支配することのない関係性。
信頼関係とかそういうのはまた別の話で。
ひとりひとりを尊重し、ひとつのものを作り上げていく。
大きなものが何かをとりこもうとフェアじゃない暗黙のルールを作ってしまうから
こんな世の中になっているんじゃないかと疑問に思っていたなかで
こういう関係性を再確認できたのは本当に嬉しい。

いろんな人のやり方に肩ひじ張って抵抗してもしょうがない。
あんまりやってないサーフィンが教えてくれたこと。
水に、抵抗しない。
大きな波は潜り込んでドルフィンスルー♪

そんななか、7月にクック諸島と大好きなニュージーランドへと
「宝探し」に出かけることができたのは
神様の思し召しか何かで、
未知の地に対するわくわくした期待感を刺激することで
既知の地の面白いところを探す目線につながる導線が
また開かれた気がする。
今後、コラムや記事、企画などで
この旅の背景にある物語を書くときもあれば
ダイレクトにおすすめ物件を紹介するときもあるだろう。

今後の日本の経済を考えると、特に東日本の人は
これから海外旅行に行くチャンスは少なくなるかもしれない。
それならば、やはり私の個人的なセレクトになってしまうが
とっておきの場所をとっておきのみなさんにお伝えしたい。
それは国内旅行でも同様に。
誰に対してここを勧められるのか、
どのようなポイントでいいと思っているのか
自分の目線そのままに伝えたいと思う。

ニュージーランド北島のマタカナマーケットは生産者も消費者も食に対する意識が高く厳しい。

また、旅には食が絶対に外せないので
このブログや記名コラムで紹介するところは
書く時点で、放射能に関して安全が見える地域にしていくことにする。
ホリスティックトラベルとして現地との相互関係を、と思うけど
やはり、今の食をとりまく環境を見ていると
情報を集めてどうしても勧められないものは勧められない。

あくまでも消費者目線で。
今後は気に行ったもの、自分なりに安全でよいと思うものを見つけたら
積極的に関わり、プロモーションする可能性もある。
そういうときは関わっていることをちゃんとお伝えしたうえで
フラットな目線で記事は書いていこうと思う。

とまあ、そんなわけで8月を前に所信表明のようになってしまったが
ヨーロッパの鉄道旅の話もおいおい、クック諸島で響いた話もおいおい
マイペースでアップしていきますのでよろしくお願いいたします。