7月・クロアチアの旅を終えて。

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2011年以降は国内外問わずに日々の生活に問題意識を持ち、
前を向いている人によく出会うようになった。
古くからの友人たちともそんな話をしたり、
そんなこという人だったっけ、とお互い気づくことも多くなったような気がする。

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正直、お金は欲しいし経済も潤ってほしいけど、
健康をとりまく環境と戦争ですべてを台無しにしちゃうと思うので
そこは平和ボケしないように想像力を持っていたい。
でもなぜかある年代の方々は親の世代はとても苦労されていると思うのに
生活が潤っていればイケイケドンドンだと思っているようで、
私の親も遠からず「自分が死ぬまでは戦争は起きないはずだろう」と
たかをくくっているような気がする。
今度聞いてみよう。
ああ、理屈っぽいのはよくないって言われてしまうかもなあ。

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「91年、いきなり街に爆弾が落ちてあっという間に戦争が始まってしまった。
多くの友が亡くなり、なぜ争いを避けなかったのかと思うと今でもわからない。
戦後20年経っても暮らしはよくならない。戦争でいいことなんてあるわけがないだろう」
クロアチア東部の都市、オシエクで聞いた住人の言葉。

20年経っても変わらないもの
20年経って変わったもの

それをもっと見てくるべきではなかっただろうか、とちょっと後悔。
遊んでリフレッシュするだけでなく、
自分探しをするだけでなく、
美しいものを探すだけでなく、
そういう観光旅行もある。

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クロアチアで見たもののひとつ。
昔ながらのやり方で生産している農産物、加工品は
今でも小さいながらも変わらずに需要があり、機械も壊れていないということ。
時が止まったように見えているものは
実はもっとも進化している技術なのかもしれない。