1週間のカンボジア旅を経て、ホーチミンへ。
ホーチミン在住の友人、田中博子さんとは、
いつも東京で会うだけだったのだけど、このほど現地で再会。
美意識の高い彼女に連れられた場所は
どこも映画のシーンのような景色で、うっとり。
ベトナム、女性に人気があるのがわかります。
アンコールワットと同じく、一度は!という旅先。
一方、カンボジア、プノンペンなどで
「今しかない」であろう空気に触れ、
複雑な体験をいくつも折り合わせることで
来年はこんな風に、という目線も定まってきた気がします。
ちなみに今年は「機能」する、がテーマでした。
大きな全体の、つなぎのような存在としての、文章や動き。
良くも悪くも誰かに届けるということ。
そもそも、それはどこからどこに繋がっているんだろう、
そこを強く意識し、小さな書き手として、
文章の前にある「筆の立ち位置」のようなものを
自分なりに確認し、再構築しなければ、と心がけていました。
見えてくるものの背景は、実は見えないところにあります。
すぐに結果や結論なんて出やしない。
想像しながら、妄想しながら、勘違いしながら
触れて感じて人間は生きているのだとことをまざまざと知る1年でした。
1年間の旅を終え、来年もその先の納得感にいくまで、
自分なりにチャレンジを重ねていきたいなあと思います。
投資した分のお金はちゃんと回収もしたいですのう〜。
きれいごとばかりでなく、オチはちゃんとありました。
私だけでなく、誰にでも「旅」は暮らしの経済活動のなかで、大きな一部を占めます。
だったら、お金が存在する限り、賢くそれを循環させていきたい。
どこに、使うか。
ものごとの本質を見極め、場所にある「今」を流れるムードを
届けられるよう、これからも気になる各地に足を運んで取材をしていきたい。
2014 年12月クリスマスの前に、サイゴンにて。