長雨の終わりに。

雨粒艶やか、ハイビスカスの花びらが開くのを見るのが毎朝の楽しみになっている。

植え替えたばかりの頃は、鉢が小さかったようで蕾が膨らんだらポキッと折れたように地面に落ちていた。

植え替えたら根が詰まらなくなったのか、ひと雨毎に花を開くように。

ついでに、今年初めて植えたししとうや甘長の実もぷっくり膨らんで、毎朝の収穫が楽しい。

ちょっとずつ収穫して食べるから、ししとうメインの料理は作れないのだけど、それでも摘んですぐ食べられるのはありがたい。

ツヤツヤピカピカの実を、どの大きさで収穫するか、が目利きどころかも。

先日、『長くつ下のピッピ』の作者、リンドグレーンの映画を観た。

自分の感情に正直なため、波乱万丈な若い頃を送ることとなったリンドグレーンの姿が身近な誰かさんたちの姿にも重なった。

鵠沼海岸商店街にあるシネコヤで観賞。本とおいしいコーヒー、パンのある素敵なミニシアター。


多くの葛藤を乗り越えた深みから生まれてきた冒険の物語を、いまふたたび読もう。

きっと「世界一強い女の子」に励まされるはずだから。