海老で鯛を釣る

洗濯物を干すとき、植物に水やりをするとき、たまに隣人と同じタイミングになるので少しだけおしゃべりをする。

「今日は花粉すごいわよ」「昨日は風が強かったですね」というようなお天気トークから、最近はモノのやりとりまで。特に年末年始と春先は、実家や知り合いから送られてくるものをお裾分けしあったり。先日いただいたりんごのお礼を言ったら「まだあるのよー」とさらに6つ+長ネギもいただいた。いやはや、ありがたし。こちらはジャムに仕立ててお返しを。ネギはグリルで焼いてマリネにしてお酒のおつまみに。

久しぶりにブログを再開したら、食べ物の話ばかり。コロナ禍で家で作って食べることが以前に増して多くなったからかもしれない。何よりも食べることは生活の基本だ。自分の好きな映画やドラマにはたいがい食事のシーンがあり、SNSなどで目にする食べ物にまつわる記憶は誰のものであれ、気になる。ただ、撮って出しのグルメ報告ような即座に出されるものよりも、ずいぶんと経ってから思い出したように話したり書き留めていたりする食事にまつわる記憶、そこに惹かれる。脳内でふるいにかけられた、本物の記憶だから。

本日から始まったNHKの朝ドラ『ちむどんどん』も楽しみ。やんばるが舞台。大宜味村「笑味の店」の金城笑子さん、元気かな。