やっと秋めいてきましたね。
街中ではロングブーツを履く人の姿もちらほら。
昨日は、私もブーツを履いて富山県の魚津へ。
ところが、現地に着いてから
農地に入っての撮影もあることが判明し
これは道端から見ているわけにも行かないでしょ、と
急遽、長靴を探しにホームセンターへ。
「もう少ししたら長靴も出揃うんだけどねえ・・・」
と、店員の方に「今、あるわけないじゃない」という顔をされ
そりゃそうだよなあとナットク。
富山では、長靴は冬の必需品。
車社会の富山では、雨ごときで長靴を買い求める人は
あまりいないという現実に、店頭に行ってやっと気づく。
富山のホームセンターなら
いつでも長靴が山盛り店頭に並んでいるだろうという
イメージは、勝手な勘違いだった。
富山出身のくせに、
すっかり東京の感覚で動いていた
自分が恥ずかしい[E:coldsweats01](東京では、雨季向けおしゃれ長靴が流行っているけど)
結局は小学時代に室内履きにしていた
609円の素敵なズック(スニーカーとはあえていわない)を
購入して事なきを得た。
こんな感じで、最近は、国内での
コモンセンス
(↑ここでは地域それぞれの共有化された感覚という意味でこの言葉を使いたい)
の発見が楽しい。
こういうの、ギャップ探しとでもいうのかしら。
先日、妙高青少年自然の家で行われた
ネイチャーゲームリーダーの講座で
3日間ご一緒した富山、新潟、長野のみなさんの
食欲の旺盛っぷりにも驚くばかり。
施設の食事は思いもがけず、美味しかったのだけど
3食ご飯&おかずのメニューには
ふだん1日1回しかご飯粒を食べない私には重すぎ。
食べすぎかな、くらい食べていたのに
「小食なんじゃない?」とツッコミを入れられる。
それでも、東京ではよく食べる人だと思われているんだよ、
と言うと、驚かれてしまった。
マスコミ関係の人たちは、
みんな食べる時間も不規則だし
飲んでいることが多いから
おかずは食べていてもご飯を食べない人が多い。
女同士で会うときもイタリアンだのインドだのスパニッシュだの
各国料理で盛り上がることがほとんどなので
純粋にご飯とお味噌汁とおかず、というような
定食のようなものを食べるのは、自炊のみかもしれない。
昨今、食材のルートが信じられないような事件もあり、
食も細るよなあ・・・
と、世界中でさまざまなものを食材ルートを気にせず
口にしている私がいうのもどうかと思うが。
みなさんの地産地消の食材に
3食ご飯は当たり前よ、というお話に
勝手にメタボを心配すると同時に
今となっては、新鮮で良質、安全な食材が
手に入る環境が羨ましい。
食生活が健全な人は、
体はもちろん、こころも元気なのだろうな、と思う。
魚津では、農家の女性たちが集まって土曜の夕方のみ
産直の夕市「おいで安」を開いている。
安の意味は安いではありませんよ。
安心、安全、安定供給。
孫の世代のために
魚津の未来のために、
おばあちゃんたち、頑張る、頑張る!
安心といえば、新潟のNさん、
低農薬米をお送りいただきありがとうございます。
なかさと米は、食べるのは初めて。
ずいきで酢の物を仕込んだばかりなので
初秋のめぐみを土鍋ごはんとともに
早速味わってみます。
取材で米作りの大変さを知っているだけに
いただくのは恐縮と思いながら、
ありがたくご馳走になります。
最近、旅のほかにも環境関係や
地域活性化の取材や企画の仕事をさせていただき、
それらすべてが勝手に私のなかにある
「各地、各ジャンルのコモンセンス」フォルダに
格納され、それぞれが記事や企画として
紡がれていくことを、日々、実感している。
一見関係のないようなことが
フォルダの中で接点を見つけてつながってゆく。
いつかお会いする機会があったら
ぜひ、みなさんのコモンセンスを教えてください☆