マカオ・香港に行ってきましたよ。
今回は4泊5日、朝から深夜まで動き回ったハードな取材旅行。
しかも、前半はほとんど、雨降り。
風景撮影は天候がスケジュールを左右するので
最初は、本当に困ってしまった。
それでも、ご一緒したフォトグラファーの宮本武くん、
プロデューサーの吉村星麗さんおふたりの
撮影にかける熱血魂、それぞれのあたたかい気遣いの
やりとりが、そんな忙しさも吹き飛ばしてくれた。
私、本当にいつも取材仲間に恵まれていると思う[E:weep]
上の写真は、マカオのドッグレース場にて。
しなやかな体つきの犬は、あっという間にフィールドを駆け抜ける。
短距離走は、勝負如何より、
一瞬のビジュアルの美しさが頭に焼きつく。
それに比べ、長距離走は、ランナーの走るフォームも重要だが
苦しい状況を耐えて走りぬく彼らの姿や
デッドヒートの様子、ほかのランナーとの関係性が
人生の理をぎゅっと凝縮したようにもみえて、人々の共感を誘う。
ドッグレースを撮影している宮本くんを背後から見ながら、
旅取材においては、写真担当は短距離走、
文章担当は長距離走といえるかもしれないな、と思った。
香港では、朝、太極拳をしている人をよく見かけた。
毎月、何回も出たり入ったりして締め切りや打ち合わせなど
さまざまなプレッシャーに追われる生活は、体力勝負。
太極拳でもやれば、少しは体力がつくのかしら。
徹夜生活はてきめんに思考や健康に影響するから
最近は、眠くなると、すぐに寝てしまうことにしている。
一番怖いのは、寝不足が続き、
自律神経が不調になって
思考が健康的でなくなることだから。
からだとこころは、つながっている。
頭優先にしてもロクなことはないのだ。
この仕事を始めてから、風邪をひかなくなり、
以前は病気がちでしょっちゅう寝込んでいたのに、
なんだか元気になってしまった。
今では、「丈夫ですね」とか
「いつも、元気ですよね」とかいわれることが多くなった。
きっとさまざまな土地をめぐり、人とふれあい、
いろんな場所の価値観を受け入れる作業をしてきたことで
心因的なストレスと時間の流れの関係性を
理解する術を持つことができたからなんだと思う。
けれども、からだのほうは、そうはいかない。
放っておくと退化する一方。
筋肉のないアスリートが
長距離走を走りきれないのは
仕事をしていくうえでも同じなのだ。
ドッグレースの犬のように、しなやかに、軽やかに、
そしてマラソンランナーのように、マイペースを保ちつつ
イザというときに勝負をかけられるようにしていたい。
ちなみに、テニスプレイヤーのクルム伊達公子さんは同い年。
彼女のがんばっている姿を見ると、
私もフィジカル&メンタル的にまだまだけるはず、と
励まされるのです。
☆お知らせ
下記の記事が、現在発売中の雑誌に掲載されています。
TOHOシネマズのみで発売している映画雑誌「T.」
ROAD TO DEATH VALLEY IN CALIFORNIA
映画のロケ地を巡る1000マイル砂漠トリップ 8P
雑誌「ecocolo」28号 不定期連載 ecocolo touring vol.7
Canada Quebec: The Reality of Muluticultural City
カナダ・ケベック州:コスモポリタンシティの素顔に触れる5DAYS 8P
Knock Knock – おはようございます〜
香港取材お疲れさまでした!よく食べたね。(笑)
また次もご一緒できるように企画頑張ります!
次は幻のマンゴプリンを探しに。。では!
香港の人たちとも
武くんのおかげで縁ができたし、
私も次はじっくり取材できるものを
考えて見ます。
香港に住んでいただけあって
本当に詳しくて、頼りになりました。
ありがとう。
次回も、よろしくお願いします!