昨日は寒川町立寒川中学校で定期的に行われている「社会人に聞く会 絆279prroject」にお呼ばれ。
「いろいろな職業を知ろう」というテーマで中学2年生に80分間授業をさせていただきました。


80分間か〜。まあ、おしゃべりだからなんとかなるかなと思ったのだけど、スライドを見せるだけではもったいない。
この会は1学年を6グループに分け、おのおのいろんな職業の方が講師で来ているというから、では私の職業を疑似体験してもらおう!ということで他の5クラスを取材(見学)してまわった。
そして、この授業にはどんな意図があるのか、自分が感じたものを短くひとことで人に伝えるいうことに挑戦したのであります。
いろんな人の授業を見ることで、確かに「いろいろな」職業に触れられるわけですから。

ああ、そういう私が長ったらしくてごめんなさい。

写真は津軽三味線二代目藤田淳或の湯浅大吾さんの授業。
落ち着いたソフトな話し方に、本物の学校の先生かと勘違いしました。
そのほか、鎌倉の紅月劇団の石倉さん、パフォーマーのKERAさん、地球音楽士の宗田さん、Vegikoの岡村さんと,湘南のイベントなどでおなじみの個性的な面々が勢揃い。

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都立高校で進路指導をしている叔父にこのことを話すと
「きみみたいな学校の教えに従わない自由な人に無責任に話されるようじゃ、うちでは授業させられないよ」と苦笑い。
そりゃあそうだ、ちゃんと勉強していい会社に勤めなさいって生徒に指導しているんだから、「自分の出した疑問に自分の力でしっくりくる答えを導きだそう」と大声で言うようなはみだしものを呼ぶわけにいかんだろう。

そうはいいながらも、私に声をかけてくださった寒川中学の内藤先生や鎌田先生に対してその行動に尊敬するとも。
先生方の意図は「これから育っていく人たちに、いろんな生き方の可能性を知ってほしい」ということ。
なので、ちゃんとそれで食べられるかどうかという話もしなくてはいけない。
楽しい仕事だけれども、反面、厳しいことはダイレクトに響くし、真面目にやればやるほど、儲かるというわけではないのだ。
でも、一番の価値を「お金」にしなければこれほど充実感のある仕事は私には他にあるだろうか、とも思っている。

取材後に授業のキャッチフレーズを考えてもらったのだけど、
なかば無理矢理にもかかわらず、全員がすぐに口に出てきたのにはびっくり。
「色んな色を知る」や「意外と知らない身近な仕事」などの言葉が出てくる中で「変人の集まり」と表現した子がいたのだけど、変人でも生きられることがわかったことが宝!
最初は「え〜」とか反応していたみんなも、そうか、そう考えられるよね、と笑ったのでありました。
「今の中学生は手強いよ」と最近仕事で多くの中学生に接しているという夫から聞いてきただけに、戦々恐々としていましたが、寒川中学の生徒の素晴らしい感性と反射神経に「10代ってすごい吸収力だなあ」と驚くばかりでありました。

最後に質問を求めたら、しばらく黙っていたのがこそこそ話し出し、そのうちひとりが質問してきた。
「あの〜先生って何歳ですか」。
「43歳ですよ〜ん」となぜか照れながら答えたら
「げげげ」とか「うちの母さんと一緒」と驚かれたのはどういうことだろうか。
私は今はそれなりに年相応なマダムになっている自信はあるのだが。
後日生徒の感想文をいただけるらしいので、とても楽しみなのであります。