このごろ、文章を書く以外の仕事が増えています。

文章や編集以外の新しいことにチャレンジできるのはありがたい限り。
でも、文章もこういった活動も根本的な想いは同じ。
だから活動の幅が広がっていけばいくほど、
しっかりと「旅」や「観光」に自分が関わっていく理由を強く意識します。

旅や観光を通して見えてくるものはとても多く、
また、取材者となることで複眼でものを眺めることになり、
旅人の立場、受け入れ側の立場、両方の視点に気づくことができます。
私の仕事が無くなっていくくらい、
誰もが発表の場をもてるようトラベルライティングが広まっていくといいなと思います。
(ここでいうトラベルライティングは観光や旅にまつわるすべての文章のこと)
色んな人たちが表現を始めると、プロだって焦ります。
私自身は押し出されるように次の段階にいかなければいけなくなるような状態が理想です。
もはや、そうなってきているような気もしますが、
トラベルライティングを必要とするのは、これからは
里山など、良き文化が残っている場所に住む人たちではないかと思っています。
誰かへのサービスためのトラベルライティングから、
自分たちの未来のための、トラベルライティングへ。
ことばには、さまざまな可能性があると私は信じています。

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7月は、表参道新潟館ネスパスにて苗場山麓ジオパーク その観光的魅力を語る
考古学者の佐藤雅一さんと一緒にスライドショーを行いました。
コーディネーターは雪国観光圏ブランドマネージャーを務める、アートディレクターのフジノケンさん。
スライドショーの合間に流れた
雪国観光圏ムービーがとても素敵です。ぜひムービーの文字をクリックしてご覧ください。

DSC025117月からは、つなGO!プロジェクト「みんなで編集会議」の進行役+編集を行っています。5回ほど新潟県津南町に通い、地元のみなさんに取材の基本などをレクチャーさせていただいております。写真は写真家の津留崎徹花さんがみなさんに写真の撮影方法をレクチャーしているところ。おのおののカメラの性能を理解し、みなさんかなり上達しました。こちらは現在編集作業が佳境に入っております。11月配布をお楽しみに!

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9月は、明治神宮前OnJapan CAFEにて、日本エコツーリズム協会主催エコツーカフェ「富山湾を囲んで、あっちとこっち」を行いました。こちらは、以前から注目をして何度も取材やプライベートで足を運んだ能登「ぶなの森」今井淳美さんと富山「エコロの森」森田由樹子さんをお招きしてスライドショーを行いました。

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左から「ぶなの森」今井さん、「エコロの森」森田さん、私。この夏に立山で行われた森田さんガイドのツアーに今井さんと参加したときにお互いの仕事場から能登半島または立山が見えるという話から、このトークショーは開催と相成りました。実は、レンタカーを使えば北陸新幹線に乗って東京から初日午後に立山のツアーに参加し、氷見あたりで1泊して翌日は能登でツアーに参加する旅も可能。私はこの夏にその反対を実践してみました(泊まったのは砺波でしたが)。立山連峰から富山湾の海底までわずか50㎞の直線距離のなかで4000mの高低差があります。実際に訪れて、ダイナミックな富山湾の地形を感じていただけたら幸いです。

10月は、経済産業省の地域資源活用ネットワーク支援事業「各地の事例に見る新しい観光」で講演をさせていただきました。写真はFBページ上にアップされています。リゾート地、島、エココミュニティなど、今まで訪れた土地を通して、新しい観光のヒントにしていただけたら幸いです。

上記を通して改めて感じたのは、観光地づくりの前にすることは
おのおのの暮らしへの感度を高めること。
とってつけたようなものではなくありのままの姿で
ゲストを迎え、それに響いてもらえたら、
きっとその人は何度も土地へ足を運ぶことでしょう。

旅人側、そして暮らす人に寄り添った
旅のかたちを探求していきたいと改めて感じた2015年の夏でありました。