移動は、時間を超える。

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東大寺にて。ご高齢の女性でしたが、赤のワンピが古刹に映えて素敵でした。

困った。
このところキャパシティをオーバーするくらい動いてる。
ちゃんと旅として体感していくのが私のなりわいなのに
頭が体が納得しないまま進み始めようとしている。
まるで、どこかに連れていかれているみたいな感じ。

この仕事に入ったとき、歩き遍路を始めたとき、同じ感覚だった。まずは体を酷使して、次にやっと頭や心が動いて疑問に移りゆく。あっという間に時間が経つ。

このまま進むとちょっと危ないかなと思うのだけど、止まらない。
仕事というものはほとんどがご縁でやってくるので
私の場合は、こちらで作りだそうとしてもご縁を待たされることが多い。
そういう意味では向こうからご縁がやってきているのに
時間がないからと断ることなどできない。
自分で出した企画でなくても
たいがいは心で思っていたことが
別のかたちでやってくる。
こういう風になったのは2011年くらいからだろうか。
たまたま、かもしれないけど。

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曇り空に溶け込む白鷺(姫路)城。

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姫路城大天守閣から姫路駅を見る。時代を超える感覚あり。

そういえば、先日、「ゾーン状態」の人に出会った。
ゾーン状態とはスポーツ選手が極度の集中状態にあるとき
その時間に没頭していくことらしいが
仕事や趣味でもそういうことはある。
心身が無我の状態というような感じだろうか。
きっと彼は忙しくてもそうやすやすとは体は壊れないだろうな。
それは彼にぴったりのタイミングでやってきた彼そのものが機能を十分に活かしているようにみえたから。
疲れているのだろうけど、ものすごい集中力。
そういうときに生まれるものは、よいものが多いように思う。
いわば、躁の状態ではあるのだが、心身を鍛えながらゾーン状態に身を置いていれば問題はないのではないかと。

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特急はしだて→きのさきに乗って豊岡へ。

「ゾーン状態」とは、使命感とか自分探しとかとはまったく別のもの。
走っているとひょいと向こうからやってくるもののような気がする。
まるですぽっと何かにはまったような、時間の感覚がなくなってしまうような経験。
それをしていると、いろんなことが起きてくる。
何も狙わない純粋なゾーン状態で起きていることは、たいがいはよい風が吹いてくることのほうが多い。
体を酷使しているのに、より健康になっていくそんな感覚。
これを読んでくださっているあなたは、そんな経験をしたことはありますか?

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ことりっぷマガジン夏号発売しています。連載「暮らしと、旅と…」は江の島のしらすのお話。地元だけに暮らしに密着した話です。よかったらご覧ください。

追記
7月5日、この記事の内容がリンクしたので貼り付けておきます。
PRESIDENT Online
「自分の人生を生きていないとき」人は病気になる