10月から毎日新聞 関西配布版で
「朝比奈千鶴のあんな国こんな国」という月イチ連載が始まりました。
内容はこれまでさまざまな国で出会った
日常生活に彩りを与えてくれる出来事、発見などなど。
そのようなものをつらつらと書かせていただいています。
先月は南イタリア、今月はマレーシア、マラッカのお話。

やっぱり、旅行は楽しいですよね。
人が移動することは学びの機会を持つことでもあるし
知らない土地の人がどのように暮らしているのか知ること、
知的好奇心の探求につながるものと思います。

旅行に出て、さまざまな土地の人の暮らしや
自然環境を眺めて、色んな住まい方、考え方などに触れることは
視野を広げるひとつの手立てにもなりますしね。

この頃はSNSなどで「つぶやき」という
気軽さのもとに、ものいいがしやすい時代になりましたが
これもまた、他人様の暮らしぶり、心の在り方や動き方が
スケルトンで見えてくるメディアではあります。

そうそう、知り合いのWEBディレクターの小林純子さんが
このようなメディアを立ち上げました。

いとなみプロジェクト
移住者ネットワーク

彼女自身がいろんな土地で移住した人の
新天地での日常を知りたい、ということから
サーバを借りて、自分でデザインして始めました。
このサイトを窓口として、
さまざまな人のブログを見に行けば
いづれは地方に住みたい人などは
自分も暮らせるかなと思う場所が見つかるかも?

なんせ、私は仕事で気になる場所へは
ひょいと出かけていけますが、
家庭がある人たちは
気軽に見に行けないので、こういういサイトは役立つと思います。
知りたい視点も人によってそれぞれですし
誰かと土地のつながる架け橋になればという
小林さんの思いが伝わってきます。

宗教観や国籍の違いが当たり前のように
存在する諸外国と違う、
ひとつの島国「ニッポン」で生きてきた人たちが
大人になって住む場所を変えるとき、どうするか。

よかったら移住した人も登録をして
自分たちの暮らしのあれこれを、
それを知りたい誰かのところへ、届けてあげてください。
どんな情報でも、知りたい方はいらっしゃるとは思うので・・・。


さて、この秋はいつもお世話になっている
「湘南かまた食堂」のメンバーと一緒に
今年イチオシの旅先、淡路島へとツアーを組んで行ってきました。

こちらはCS旅チャンネル「ホリスティックな週末」で出会った
淡路島の人たちのところへ再々訪。
ちなみに、再訪はマガジンハウスのWEBサイト「colocal」にて。

文章上だけでなくとも、相性のよさそうな人と人、人と場所はつなげたい。
そんな機会を与えてくださった
湘南かまた食堂」の鎌田ご夫妻に感謝します。
また参加してくださった「vegiko」の岡村恵子さん始め
湘南かまた食堂の関係者のみなさま
ならびに「南海荘」の竹中さんをはじめとする
淡路島のみなさま、ありがとうございました。

また来年も、いいマッチングのあるところへどなたかをお連れしたい。
実際に訪れて、感じてもらう。
そして誰かに体感を伴った感動を伝えてもらい、その環が広がっていく。
これが出来て始めて、自分の仕事はひとつ完了した気がします。


写真は、縁結びで有名な淡路島の神社、伊弉諾神宮前の池。

淡路島は国生み神話の島。
古事記、日本書紀によると、伊弉諾神宮は
日本最古の神社なのだそうです。

縁結び。
実家が祖父、父と仲人をしてきた家に育ったので
何かと何かをくっつけてみたくなるのは
DNAに刻み込まれたもののような気もします。
よく考えてみたら、今まで出会った書籍編集者の方は
縁結びが上手だったな。
「合う」ところをさりげなくマッチングさせ、
結果的に小さな経済にきちんとつなげる
編集力も身につけたいものです。

そういえば、研修旅行のようなものも、
マッチングがあると思うので
その地域が抱えている問題と
うまくマッチングさせて交流できる手立てがあるなと思う次第。

例えば、誰も住んでいない古民家をどう使えばいいのか
困っている自治体や地域があれば、
誰か著名な人や企業にアドバイスをすぐさま頼むではなく
自分たちで学ぶべき場所へ行き、土地の個性を生かしながら学び合う。
結果、住人たちのセンスや経済力が上がるのであれば
それがいいのではないかなと思うわけであります。

そのための情報ならいくらでも出すのだけど、
そこにはフラットな目線が大事で、「贔屓にしすぎないこと」
「抱えない」こと、「属さない」こと、
「儲けようとしない」こと、「グループ意識を強化しない」こと
まさに取材者としての屹立とした姿勢が重要なんだろうな。

そんな綺麗ごとも言っていられない世の中ではありますが
このようなことをビジネスの機会として強化していくと
書き手としての目線が偏ってしまうので…ほどほどにして気をつけたいと思います。
ともあれ、今後もこのように面白いコト・モノを探し、紹介しながらも
文章や動き方を通して「機能する」方向で行きたいと思います。

そして周囲のみなさんにも、いつもいいものをご紹介されてありがたい限り。
そんなゆっくりとしたペースの小さな「循環」がいいなと思うこの頃であります。

そんなに速いペースで世の中についていかないと、ダメなのかしら?
植物の育つペースよりも速くやりとげる必要があるのだとしたら、それはどうして?

とまあ、地下鉄漫才のようなことを考えてもキリがないので
ipad初代をまだ使う方向性でメンテナンスに挑みます。
(購入して2年でOSをアップデートさせないってどういうこと!りんごさん)