ひとつの区切りあれば、また次の始まりがあり。
桜の咲く頃は、期待感にあふれ嬉しくもあり、また寂しくもある季節であります。

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タイトルは「クリエイターと創造する地域産業の未来“徳島県の食文化”編」。

昨年の夏頃から関わってきた、「B-e-e-e TOUR 徳島編」の成果発表が京橋のイトーキ東京イノベーションセンターSYNQAで行われ、私もスピーカーとして参加いたしました。

コーディネーターの栗栖良依さんは、徳島県に惹かれて
何度も足を運んでおり、そのなかで徳島県東京事務所の多田恵子さんと出会う機会があり、話しているうちに、スローレーベルなど彼女のこれまで手がけてきたことと多田さんが感じている徳島の産業への問題がうまく合致したそうです。
そこで、何か新しい取り組みを始めようということでクリエイターと地域のマッチングお見合いツアー「B-e-e-eTOUR」が昨秋に行われたわけです。

テーマは「徳島の食文化」

ツアー1では食を通して社会的なアクションを行う
「3.p.m さんじ」フードデザイナーの横田美宝子さんが徳島の生産者を訪れ、ツアー3最終日のイベントでふるまう徳島ならではの食文化、「遊山箱」を横田さん流の構想で作り上げ、
ツアー2ではイタリア人フォトグラファー、カリン・ヴェットレルさんと私が徳島各地をめぐった記事を作りました。
ツアー3では各地から呼び集められたデザイナーやレストラン経営者などが参加し、徳島の食文化をめぐるツアーを催行。
ツアー最終日に、地域のみなさんとクリエイターの
交流の場、「mEATing TOKUSHIMA produced by B-e-e-e」
相成ったわけであります。
その最終のかたちがSYNQAのイベントです。

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会場で出された徳島食材を使用したスイーツや 梅酢レンコンのおにぎりは「3.p.m さんじ」によるもの。

栗栖さんに賛同する仲間たち、B-e-e-eのメンバーが
徳島県を訪れ、食や文化に関わる人たちに出会うことで互いのインスピレーションを刺激しあい、そして新たな価値観を生み出していくのが目的でしたが、さて、現在、おのおのはどのような動きをしているのでしょうか。

詳しくは動画がUstreamにてアーカイブされております。
こちらB-e-e-eチャンネルの「過去の番組」からご覧ください。

そこに、私が関わったのは、トラベルライターとしてだけではなく
編集として、一連の記録を残すためでもありました。

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読み終わったら、花を包んだり、袋を作って何かを入れて人に渡したりできるよう、渋いピンク色の紙を選びました。

会場にて配布されたB-e-e-e ツアー新聞は、外国人にも内容がわかるように一部バイリンガルで作っています。
横田さんのカラフルな料理の紹介やイタリア人フォトグラファー、カリンの写真はカラーページにし、大きな迫力ある写真は
ポスターとして壁に貼って楽しんでいただけることを想定しています。

デザイナーの保坂リカさん、恊進印刷/KCCの竹見正一さんとやりとりし、予算を考慮し、誰に何を伝えるか内容を考慮して
新聞というスタイルをとらせていただきました。
ツアーに参加したみなさんの文章を読んでいただいたあとに、
徳島であった現象が誰かの心に留まり、次のアクションにつながっていく、そんな役目を新聞に果たしてもらえたらと。

さて、私はといえばこのツアーの最中やあとに
徳島で取材をした記事を発表しています。
colocal トータス
環境カオリスタ.net ホリスティックトラベルのススメ 徳島・木頭編
そのほか企業メルマガの連載などでも徳島で拾った話題をとりあげさせていただきました。

また、徳島大学の女子旅ワークショップにも講師として呼んでいただき、今、各地で熱が高まっている女子旅についてさまざまな職種、年代の方と考える機会を持てたのは体感しながら旅行研究を行っている自分にとって大きな収穫です。

徳島県でお世話になった皆様方、ここに書ききれないのでひとまとめにして失礼してしまいますが多大なるお時間を割いていただき本当にありがとうございました。
さすが「おせったい」の土地柄、どこに行ってもさりげなくおいしいモノが出され、何度も通っている栗栖さんは、徳島に行くと顔色がよくなるといい、しっかりと関わり始めた横田さん、そして私はンkg体重が増えてふくふくとしてしまいました。
健康的に肥えてしまったのですから、まあ、よしとしましょう!

今後もB-e-e-e はTOURをはじめ、さまざまなエンタテインメントに関わっていく計画をしています。
もし、徳島での関わりが成功したとしたら、きっとそれが体感できるのは3年後くらいで、観光客の入り込みの数字や参加クリエーターがかかかわって共同開発した商品の売れ行き、
周囲の認知の広がりのようなものでだと私は思います。

栗栖さんや多田さんの「徳島を知ってほしい」
「生産者さんの作っているモノはよいから
もっとよくなる方法があるはず!」
という純粋な想いを起点に動いた、ひとつのうねり。

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実は、ブレイクの頃にはまた旅芸人のように別の場所に行かなければならないのもこういったプロジェクトの宿命ではありますが、距離とお互いの鍛錬がないとサステイナブルな関係にならないというのも実のところだと思います。

押し出された波はどのあたりでザバーン!とブレイクするだろう?

今後、B-e-e-eTOUR は、また別の機会で催行されることと思います。
現に会場でいただきましたアンケートには、こんなツアーがあったら参加したいというところにほとんどの方がマルをつけていらしたのが嬉しいところであります。

こういったゆっくりとじわじわ周囲の認知や土地のファンが
増えていく動きを取り入れたい自治体の方はぜひ、
B-e-e-eのホームページからご連絡を!

広告とも打ち上げ花火的なイベントとも違う、
地方とクリエーターの「お見合い」イベント。
相性がよければ関係性は細々とでも結構永く続くと思いますが、いかがでしょう?

私としては徳島県をはじめ、淡路島、和歌山県などの地域は、
いにしえの歴史や地形にとても惹かれている地域なので
おりに触れ、訪れたいと思っています。

春の節目に、ひとつの終わりと始まりと。

瑣末な日々のできごとや春先に揺れる感情、
深刻なニュース、明るい希望、それぞれひっくるめて
それでも楽しく何かできないものかと
人々と交流し、知恵を絞り、工夫を凝らせる
毎日を過ごしていきたいものであります。